下社御柱山出し
しもしゃおんばしらやまだし
御柱祭は7年目ごとに行う諏訪大社の式年造営。干支で寅と申の年にあたる年に行われる。
諏訪地域には4つの諏訪大社があり、諏訪市には上社本宮、茅野市の上社前宮、下諏訪町の下社秋宮、下社春宮。
御柱は神の寄り代として、それぞれの諏訪大社の4隅に立て、その昔は社殿の建て替えまでをしていたという。
上社と下社、それぞれに山から大きなモミの木を運び出す「山出し」と、それぞれの諏訪大社まで曳行し柱を立てる「里曳き」があり、「山出し」と「里曳き」は3日ずつ。
上社と下社で合計12日間、8本の柱が立てられる。
総斧取(よきとり)という落下する前の御柱を繋いだ綱を切る役目の人が、斧を振るい、御柱が一気に滑り落ちる。
滑り落ちる御柱の先端に立つ、華乗りと言われる氏子は、最後まで乗っていることが最高の栄誉。
滑り切ったあとは、柱の上で声を上げ、木落としが終わったことを祝う。