尾山神社

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尾山神社

おやまじんじゃ

石川県金沢市に建つ尾山神社。
兼六園のすぐ脇に建つこの神社は、祭神に前田利家と正室のまつが祀られている事で知られている。
金沢市は秀吉が天下統一を為したあとに、前田利家が100万石を与えられ、この地域一帯を治めた。
それ以前からも前田利家は織田家の家臣として加賀・能登方面へ出陣していたため、武勇伝など逸話も多い。

尾山神社

尾山神社

織田信長の直属だった赤母衣衆を率いたり、豊臣秀吉に重く用いられたりなど、活躍の場も知られる武将で、大河ドラマになったり、地元での人気もとても高い。
また、その正室だったまつも利家を支える存在として知られている。

その前田利家を祀る尾山神社は、利家の死後、2代目藩主の利長によって建てられた。
当時は金沢城の鬼門の方角だった卯辰山に卯辰八幡宮として建立された。

尾山神社

国の重要文化財に指定されている神門は、現在地に神社が遷った1875年に建てられた。
和洋中折衷の3層で、最上段の窓には、ステンドグラスがはめられ、西陽を受けて光る様子をとてもキレイだった。
夜には、建物の中から灯りが付けられるため、光って見える。
また、先端につけられている避雷針は日本最古のものといわれている。

尾山神社

内部や欄間などの彫刻には、いたるところに前田家の梅鉢の家紋が彫りこまれ、とても印象に残るものだった。

兼六園から近いことや前田家縁の土地であったりすることから、観光ガイドなどにも良く紹介されており、来訪者も多いようだ。
和風建築である神社の中で、尾山神社のように洋風のものが見られるのはとても珍しくおもしろいものだと思う。

尾山神社

所在地石川県金沢市尾山町
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