神明神社
しんめいじんじゃ
上伊那郡辰野町北大出
辰野町の南側、北大出地区に建っている。
近くには明光寺があり、狭い道路の入り組んだ場所で、神社への参道は杉の社叢に囲まれた石段を上がる。
神明神社は、秋の例祭で行われる天狗祭りは辰野町の文化財に指定されており、天狗と獅子が踊る様子は奇祭として知られている。
長い石段の先には千木と鰹木を乗せた拝殿が建っている。
大型の入母屋造りで、平入の正面には母屋と同じように千木と鰹木を乗せた庇がある。
本殿は背後にある覆屋の中に仕舞われている。
拝殿の横にある芝宮社は、もともと別の場所にあったものが明治になって合併した。
一間社流造で、前面に板張りの棚を設けた見世棚造りになっている。
軒は一軒の疎垂木で、向拝の頭貫木鼻は左右で異なる形になっている。
組物には彩色があり、辰野町内の神社建築では宮木諏訪神社に次ぐ古さになっている。
所在地 | 上伊那郡辰野町北大出 |
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ホームページ | ナシ |
本殿 | 町指定文化財 17世紀後期 |
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建築様式 | 一間社 流造 柿葺 |