鹿島神社
かしまじんじゃ
木曽郡大桑村須原
大桑村を縦断して走る国道沿いが、山間の宿場町のようになっているため、神社の周辺もとても趣のある神社だ。
厚い杉の社叢に囲まれ、村指定の文化財に指定されている御神木は樹齢800年を超える大杉だ。
入口には素木の両部鳥居が建っている。
蛇口から水の出る手水舎を左手に、正面に拝殿。
切妻平入りの建物の庇の下には、白波にウサギが彫られた因幡の白兎の蟇股が印象的。
その脇には3つの境内社が置かれ、本殿は背後の斜面を上がったところに建てられている。
覆屋の内部に建てられているため、中の様子は分からないが、建築年代は江戸時代初期。
村の文化財にも指定されている。
社地の南側には境内社の香取神社が祀られている。
覆屋の中に建てられ、もともとは鹿島神社の本殿だった。
建物の全体が黒と朱色に塗られ、あまり彫刻もなくシンプルな建築となっている。
所在地 | 木曽郡大桑村須原 |
---|---|
ホームページ | なし |
祭神 | 武甕槌大命 |
本殿 | 延享4年(1747)再建 |
---|---|
建築様式 | 一間社 流造 柿葺 |
香取神社 | 延宝3年(1675)棟札 村指定文化財 |
---|---|
建築様式 | 一間社 流造 柿葺 |