八幡神社
はちまんじんじゃ
上伊那郡中川村片桐南田島
中川村片桐に建っており、周囲を竹に囲まれた緑の豊かな神社。
三州街道から少し外れたところに建っており、木々や竹に囲まれているため、神社の姿形がとても分かりづらい。
民家と畑の間を抜け、草の茂った参道を数メートル登ると、石造の明神鳥居が建っている。
参道の両脇に2基の灯籠が建てられているほか、社殿は本殿とその覆屋のみ。
道路からも離れているため、とても静かな神社となっている。
切妻の覆屋の中には、一間社流造の本殿が置かれている。
組物は出三斗、中備は本蟇股。
向拝虹梁にある木鼻象頭の表面が平らな形になっている点や、向拝虹梁に乗っている枠だけの蟇股の形は古風なものとなっており、18世紀半ばの建築としては古風な様式が強くあるとされている。
所在地 | 上伊那郡中川村片桐南田島 |
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ホームページ | ナシ |
祭神 | 誉田別命・天照大御命・天津児屋根命 |
本殿 | 寛保3年(1743)御幣軸銘 |
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大工 | 林日向守信幸 |
建築様式 | 三間社 流造 柿葺 |