白山神社
はくさんじんじゃ
上伊那郡箕輪町大字中箕輪5194
南アルプスを見渡す箕輪町西側の斜面に建っている。
周囲は山麓からの木々に囲まれ、とても静かな雰囲気が漂っている。
急な斜面の参道から入口には木製の両部鳥居が建てられ、石段の先に社殿が建っている。
拝殿は平入の入母屋造り。
本殿は背後の覆屋の中に仕舞われている。
白山神社の本殿は、箕輪町の神社本殿では珍しく入母屋造の三間社。
正面向拝に軒唐破風と千鳥破風が付いている。
彫刻は軒唐破風に鶴と牡丹、向拝虹梁には獅子、手挟みには牡丹、身舎正面虹梁上の蟇股に松竹梅、板支輪には波に菊、側面に宝船、脇障子を牡丹というように植物を中心にしており、その彫が浅くて大柄な点に、上伊那地方の工匠と共通する面があるという。
所在地 | 上伊那郡箕輪町大字中箕輪5194 |
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本殿 | 町指定文化財 天明元年(1781) |
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大工 | 有賀吉左衛門重房・有賀梅吉重之 |
建築様式 | 三間社 入母屋造 |