大和泉神社
おいずみじんじゃ
上伊那郡南箕輪村2462
南アルプスを見渡すことのできる、南箕輪村の国道88号線脇に大和泉神社は建っている。
数件の住宅と社叢に囲まれた静かな場所にある神社で、一度焼失したものを1839年に再建した。
入口には木製の両部鳥居が建ち、正面に入母屋平入の拝殿がある。
背後の覆屋の中に建つ本殿は、立川流の小口直四郎が手掛けた一間社流造。
正面の向拝には軒唐破風が設けられ、壁面には竹林七賢人の彫刻、脇障子には許由巣父の彫刻が取り付けられている。
人物中心の彫刻が多く用いられる小口直四郎の建築らしく、向拝の水引虹梁上には費長房仙人、軒唐破風内には麒麟が彫られている。
覆屋の横にある瘡守稲荷社は、建てられた年代は分かっていないが、原直八が手掛けたと伝えられている。
本格的な組物が使われた精巧な社殿となっている。
所在地 | 上伊那郡南箕輪村2462 |
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ホームページ | ナシ |
祭神 | 建御名方命・八坂刀売命 |
本殿 | 村指定文化財 文政12年(1839) |
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大工 | 小口直四郎 |
建築様式 | 一間社 流造 柿葺 |
瘡守稲荷社 | 村指定文化財 寛政9年(1797) |
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大工 | 原直八 |
建築様式 | 一間社 流造 |