梅戸神社
うめとじんじゃ
上伊那郡飯島町上ノ山2434
飯島駅の近く、厚い社叢に囲まれた梅戸神社。
秋には江戸時代中期から続く屋台獅子舞が奉納されることでも知られている。
仁徳天皇の時代に勧請され、桃山時代には中伊那の宿場町の守護として崇敬を集めたという。
江戸時代、飯島陣屋代官所が置かれてからは、役人からの寄進も多かったそうだ。
入り口には大きな石造の鳥居が置かれており、社叢に囲まれた参道にもう1基の鳥居。
参道の途中に石段があり、正面に拝殿、右手に社務所が建てられている。
拝殿の背後に建てられた覆屋の中には、二間社流造の本殿が収められている。
出組の組物は、本蟇股を中備、高く反りあがった海老虹梁や、木鼻の渦の絵様などに17世紀末期の様式の特徴が表れているという。
母屋の軸部は朱塗りがされており、組物等には文様彩色、向拝の虹梁、その上に設けられた彫刻等は後の補修だそうだ。
所在地 | 上伊那郡飯島町上ノ山2434 |
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ホームページ | ナシ |
祭神 | 健御名方神・須佐男命 |
本殿 | 町指定文化財 貞享3年(1686)棟札 |
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大工 | 林安右衛門・惣次郎・五郎兵衛 |
建築様式 | 二間社 流造 柿葺 |