本郷神社
ほんごうじんじゃ
上伊那郡飯島町本郷1877
飯島町の本郷地区、土手下の厚い杉林に囲まれている本郷神社。
秋の例祭では煙火が奉納されることでも知られている。
神社の入り口には石造の大きな社標が建てられている。
社地は道路から一段高くなっており、石段を上がって鳥居を潜ると、左手には手水舎があり、拝殿はさらに石段を上がったところに設けられている。
平入り入母屋造りの拝殿、それよりさらに一段高くなったところに覆屋が設けられ、本殿が収められている。
本殿は柿葺の三間社流造。
組物は平三斗、中備に本蟇股を入れる。
向拝頭貫木鼻は稚拙な形の象頭で、組物や木鼻には彩色が残っている。
柱が太く、室町時代の様式を残しながらも、江戸時代の様式が取り入れられた社殿と見られており、手掛けたのはこの付近の大工ではないかと考えられている。
所在地 | 上伊那郡飯島町本郷1877 |
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祭神 | 天照大御神・熱田大神・建御名方大神 |
本殿 | 町指定文化財 18世紀前期 |
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建築様式 | 三間社 流造 柿葺 |