田端天神社
たばたてんじんじゃ
諏訪郡富士見町境田端
田端地区の氏神として祀られている天神社。
現在は本殿と、それにかけられた覆屋しか社殿は残っていない。
江戸時代後期に、藤森氏によって建立された社殿は、もともとは付近を走るJR中央線の山側に建てられていたものが、線路の敷設に伴って現在の場所に移されたという。
覆屋の中に収められている本殿は、江戸時代後期に藤森氏によって建立された一間社流造。
藤森廣八は、諏訪大社上社の専属大工だった大隅流の原五左衛門の弟子で、乙事諏訪神社などの建立をしている。
天神社の本殿は、土台の上に丸柱を建て、正面と側面に高欄付きの縁をまわしている。
建築様式は和様を基調としているが、柱上に禅宗様式の台輪を用いている。
所在地 | 諏訪郡富士見町境田端 |
---|---|
ホームページ | なし |
祭神 | 菅原道真 |
本殿 | 町指定文化財 元治元年(1864) |
---|---|
大工 | 藤森廣八 |
建築様式 | 一間社 流造 柿葺 |