壺井八幡社
つぼいはちまんしゃ
茅野市大字玉川字山田9052
田畑に囲まれた傾斜地の、こんもりとした社叢を持つ壺井八幡社。
この地域が開かれたころに産土神として創建された神社とされている。
薄暗い社地には、大小さまざまな石造の境内社が置かれており、その周囲に建てられた御柱と、本殿の覆屋だけが素木で暗がりの中に浮き上がって見える。
覆屋の中の社殿は3社。
中央に置かれた本殿は、一間社流造で柿葺き。
その左右に小規模の社殿が置かれている。
脇障子には仙人の彫刻、木鼻には唐獅子と象など、各所に彫刻が見られる。
特に向拝下の虹梁を松に鳩の彫刻で建築をしている点など、立川流の見事な技が見られる。
所在地 | 茅野市大字玉川字山田9052 |
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ホームページ | なし |
祭神 | 誉田別命・大山祇命 |
本殿 | 市指定文化財 文政7年(1824)伝承 |
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大工 | 立川和四郎富昌 |
建築様式 | 一間社 流造 柿葺 |