田沢稲荷神社
たざわいなりじんじゃ
茅野市大字宮川字田沢9091
茅野市田沢地区の産土神を祀る田沢稲荷神社。
1237年には創建されていたと言う記載が残っており、稲荷大明神の神社と呼ばれていたと言う。
江戸時代、永禄年間に、尾張国の福田稲荷神社から神社名を授かり、福田稲荷神社と呼んでいたというが、現在では地域名の付いた名称とされている。
社地から50mほど離れたところに鳥居が立ち、民家と田の間を抜けて神社の入口に着くことができる。
入口には、左右の角柱に横架材を渡して注連縄をかけたものが設けられ、右手には土俵、左手には神楽殿が建っている。
拝殿は、1795年に立川流初代の富棟によって建築された。梁間、桁行きがともに1間ずつで、屋根には唐破風が設けられた銅板葺き。
虹梁の上には、ぼたんと唐獅子の彫刻が置かれ、正面の円柱の木鼻には唐獅子と側面に獏の彫刻を置いている。
棟木を支えている大瓶束には、波の彫刻、二重繁垂木の軒となっている。
両側に設けられた片拝殿は、建築当時のものでは無く、後の時代に設けられたものだという。
所在地 | 茅野市大字宮川字田沢9091 |
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ホームページ | なし |
祭神 | 倉稲魂神 |
本殿 | 18世紀中期 推定 |
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建築様式 | 一間社 流造 柿葺 |
拝殿 | 市指定文化財 寛政7年(1795) |
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大工 | 立川和四郎富棟 |
建築様式 | 方一間 唐破風造 妻入 銅板葺 |