若狭彦神社
わかさひこじんじゃ
福井県小浜市龍前28-7
福井県小浜市にある若狭彦神社は上社と下社とがあり、上社を若狭彦神社、下社を若狭姫神社という。
若狭姫神社から南へ約1.5キロほど。
若狭彦神社の社叢が見える。
入口には木造の鳥居、深い社叢に囲まれ真っ直ぐに参道が続く。
社葬の先に建つ門は、楼門という記載で福井県の文化財に指定されているが、建築様式としては楼門の形をしていないので、随神門と呼ぶのが正確かと思われる。
入母屋造の随神門の中には何体もの随神が向かい合うように納められている。
特に目立った装飾のない全体的に質素な建物となっている。
随神門の先には社地が広がっており、神門の前には6つの礎石が埋め込まれている。
これは昭和40年の風害で倒壊した、方三間の入母屋造平入の拝殿の礎石が今も残っている。
本殿の周囲には回廊が巡らされ、正面に神門が置かれている。
正面の間口三間の流造で、屋根には10本の鰹木と、内削ぎの千木、向拝部分には前室が設けられている。
規模の大きな建物で、彫刻等が多く見られる社殿ではないが、大型で高い屋根は非常に迫力がある。
所在地 | 福井県小浜市龍前28-7 |
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ホームページ | ナシ |
祭神 | 若狭彦大神 |
本殿 | 県指定文化財 文化10年(1813) |
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建築様式 | 三間社 流造 檜皮葺 |
神門 | 県指定文化財 天保元年(1830) |
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建築様式 | 四脚門 切妻造 檜皮葺 |
楼門 | 県指定文化財 江戸時代後期 |
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建築様式 | 八脚門 入母屋造 檜皮葺 |