鶴岡八幡宮
つるがおかはちまんぐう
神奈川県鎌倉市雪ノ下2丁目1番31号
西暦1063年の8月に、源頼義が石清水八幡宮護国寺を鎌倉の由比郷鶴岡に鶴岡若宮として勧請したのが始まり。
もともとは現在の材木座1丁目に勧請されていたのが、1191年、社殿の焼失から現在の上宮・下宮という体制になり、改めて石清水八幡宮護国寺がされたそうだ。
最初に見える社殿は、下拝殿とも呼ばれる舞殿。
源氏にまつわる物語には、頼朝の求めに応じた静御前が、鶴岡八幡宮で舞ったという話があるが、この時代には舞殿は建っていなかったため、若宮の回廊で舞ったのだといわれている。
瑞垣に囲まれ、楼門の奥に建つ拝殿、本殿は撮影禁止となっており、掲載することが出来ないが、鮮やかな色彩と彫刻が美しい社殿。
特に脇障子の彫刻は非常に彫りが深く、極彩色が施された見事で印象深いものとなっている。
大石段の下、舞殿の横に建つ若宮。
鶴岡八幡宮の下宮とされるこの神社には、仁徳天皇、履中天皇などの神々を祀っている。
国指定の重要文化財に指定されているこの社殿は、上宮の社殿と同じように全体を朱色に塗られている。
全体的に上宮ほどの目に留まるような派手な装飾はないものの、本殿は五間社の大きな社殿となっている。
そのうちの東側の源氏池の島に建つ旗上弁天社は、1182年に北条政子の命で平家滅亡を祈願して池を掘った際に建てられたのが始まりという。
明治の神仏分離令のために衰退していたのを昭和55年に古図をもとに復元された。
所在地 | 神奈川県鎌倉市雪ノ下2丁目1番31号 |
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ホームページ | http://www.hachimangu.or.jp/ |
祭神 | 応神天皇・比売神・神功皇后 |
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本殿 | 文政11年(1828) 国指定重要文化財 |
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建築様式 | 九間社流造 銅瓦葺 |
幣殿 | 文政11年(1828) 国指定重要文化財 |
建築様式 | 桁行四間梁間一間 一重 両下造 銅瓦葺 |
拝殿 | 文政11年(1828) 国指定重要文化財 |
建築様式 | 桁行三間梁間二間 一重 入母屋造 銅瓦葺 |
祭神 | 仁徳天皇・履中天皇・仲姫命・磐之媛命 |
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本殿 | 国指定重要文化財 |
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建築様式 | 五間社流造 銅板葺 |
幣殿 | 国指定重要文化財 |
建築様式 | 桁行四間 梁間一間 一重 両下造 銅板葺 |
拝殿 | 国指定重要文化財 |
建築様式 | 桁行三間 梁間二間 一重 入母屋造 向拝一間 銅板葺 |