椿大神社

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椿大神社

つばきおおかみやしろ

三重県鈴鹿市山本町字御旅1871

椿大神社

伊勢国一宮の椿大神社は三重県鈴鹿市に建てられた猿田彦大神を祀る神社。
社名に「椿」の名が付くのは、近隣に椿が多いからだという。

鈴鹿IC近くには、赤く塗られた大きな神明鳥居が道路を跨ぎ、それを潜って椿大神八代へ向かう。
高い木々に囲まれた深い社叢。

椿大神社

神明鳥居が入口に建ち、参道の左手奥にある御船磐座。
これは天孫降臨のときに猿田彦大神が高天原からの天津神をつれてくる際、船をつないだ場所と言われている。
天孫降臨の謂れのあるこの石は「天降石」とも言われている。

椿大神社

御船磐座を進むと1基の明神鳥居が途中に建っている。
この鳥居は「断りの鳥居」と呼ばれている。
江戸時代にこの付近の藩主だった本多氏が御神木を伐採して城門を築いたところ、一夜で燃えてしまったという。
このことを恐れて奉納された鳥居だそうだ。

椿大神社

椿大神社

社殿は千木と鰹木を棟に付けた切妻造。
猿田彦大神をはじめ、配祀された祭神も含めて32柱が祀られている。

神社の背後には、椿の字のつく標高450mの椿ヶ峰。
椿ヶ峰の奥の入道ヶ岳には、多くの磐座があり修験道や山岳信仰の遺跡だという。
垂仁天皇27年、倭姫命に神託が下り、猿田彦大神の墳墓の近くに「道別大神の社」として社殿が造営されたのが始まりだと伝えられている。
日本最古の神社のひとつといわれ、主祭神には猿田彦大神。
猿田彦大神を祀る神社の総本社とされており、猿田彦大本宮と呼ばれている。
相殿に瓊瓊杵尊、瓊瓊杵尊の母神の栲幡千千姫命と行満大明神を祀り、別宮の椿岸神社では、猿田彦大神の妻神である天之鈿女命を祀っている。

行満大明神は修験道神道の開祖で猿田彦大神の末裔と言われ、役行者を導いたという。
中世には修験神道の中心地となったそうだ。

椿大神社

本社の脇に建つ椿岸神社。
別宮天之鈿女命本宮と呼ばれ、祭神の天之鈿女命は天の岩戸の神話で活躍した神として知られ、天孫降臨にも同行したことで知られている。
猿田彦大神の妻神で、夫婦円満や芸能の祖神として信仰されている。

所在地三重県鈴鹿市山本町字御旅1871
ホームページhttp://www.tsubaki.or.jp/
祭神猿田彦大神
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