尾崎神社
おざきじんじゃ
石川県金沢市丸の内5-5
兼六園の東側に位置する尾崎神社。
特徴はなんといっても赤く塗られた社殿。
尾崎神社内に建っているほとんどの建造物が赤く染められ、非常に印象の強い神社となっている。
祀られているのは、東照大権現として徳川家康。
加賀藩の三代目藩主の前田利常。
1643年に当時の藩主だった前田光高が建てたものだという。
東照大権現から想像するのは日光東照宮。
そこまでの華やかさは無いが、やはり全体が朱色で赤い社殿はとても印象深く、見ごたえがある。
金沢城の江戸、北陸の日光と呼ばれ、社殿のいたるところに徳川家の家紋である葵の紋が彫られていた。
華やかな拝殿の裏側には、門と塀で隔てられて覆屋のかかった本殿が建つ。
長野県内に建つ神社には、このような形で拝殿との間に門が設けられているものが少なく、仁科神明宮のように中門を持つものもあるが、拝殿から繋がる本殿までの間には扉で隔てられていることが多い。
この門のように、尾崎神社は本殿をはじめとして拝殿、透塀、幣殿まで重要文化財に指定されている。
所在地 | 石川県金沢市丸の内5-5 |
---|---|
ホームページ | なし |
祭神 | 天照大神・東照大権現・前田利常 |
本殿 | 1643年建立 三間社 流造 本瓦型銅板葺 木原木工允 |
---|---|
中門 | 1643年建立 平唐門 本瓦型銅板葺 木原木工允 |
透塀 | 1643年建立 桟瓦葺 木原木工允 |
拝殿・幣殿 | 1643年建立 入母屋造 平入 向拝一間 本瓦型銅板葺 木原木工允 |