賀茂別雷神社/上賀茂神社

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賀茂別雷神社/上賀茂神社

かもわけいかづちじんじゃ/かみかもじんじゃ

京都市北区上賀茂本山339

賀茂別雷神社/上賀茂神社

上賀茂神社は、大昔より続く氏族、賀茂氏の氏神として祀られている神社で、「古都京都の文化財」として世界文化遺産に登録されている。
7世紀ごろにはすでに力を持った神社になっていたそうで、特に平安時代以降になると、朝廷からの崇敬も集めていたという。
国宝や重要文化財に指定される建物が40戸以上もならび、その社殿は11世紀ごろには今のような形に整えられていた。

賀茂別雷神社/上賀茂神社

山城国風土記に書かれている由緒では、「玉依日売(たまよりひめ)が加茂川の川上から流れてきた丹塗矢を床に置いたところ懐妊し、それで生まれたのが賀茂別雷命で、兄玉依日古(あにたまよりひこ)の子孫である賀茂県主の一族がこれを奉斎した」とされているそうだ。
社地の入り口に建てられた看板にも
1.川から矢が流れてくる
2.矢を床に置く
3.賀茂別雷神が生まれる
というようなことが書かれているので、祖神として祀られている賀茂氏の祖先が、他の土地から流れてきた人物によって作られていったのだろうと考えた。

賀茂別雷神社/上賀茂神社

賀茂別雷神社/上賀茂神社

賀茂別雷神社/上賀茂神社

とても広い敷地の神社で、入り口には朱色の大きな鳥居が建ち、参道の脇から芝生が広々としていた。
二の鳥居の先には、いくつもの社殿が並び、たくさんあるうちの特に楼門がとても迫力のあるものだった。
素木の多い長野の神社にはあまり見られない白壁の各部材が朱に塗られたところ、2階建ての楼門、建物自体が大きなことがとても印象的だった。
その先には拝殿、本殿が控えていて、参拝者が見られた。

賀茂別雷神社/上賀茂神社

静かでとても落ち着きのある神社で、文化財としての建物を見ることも楽しめるが、空間を歩くことも楽しめる神社だった。

所在地京都府京都市北区上賀茂本山339
ホームページhttp://www.kamigamojinja.jp/
祭神賀茂別雷大神
国宝本殿(1863年建造)
権殿(1863年建造)
重要文化財 本殿権殿取合廊(1863年頃建造)
本殿東渡廊取合廊(1863年頃建造)
西渡廊(1628年建造)
透廊(1628年建造)
渡廊(1628年建造)
祝詞舎(1628年建造)
塀中門(1628年頃建造)
摂社若宮神社本殿(1628年建造)
東渡廊(1628年建造)
四脚中門(1628年建造)
御籍屋(1628年建造)
神宝庫(1628年建造)
唐門(1628年頃建造)
東御供所(1628年頃建造)
直会所(1628年頃建造)
楽所及び西御供所」(1628年頃建造)
幣殿(1628年建造)
忌子殿(1628年頃建造)
幣殿忌子殿取合廊(1628年頃建造)
高倉殿(1628年頃建造)
楼門(1628年建造)
廻廊(2棟)(1628年頃建造)
摂社新宮神社本殿及び拝殿(2棟)(1628年建造)
摂社片岡神社本殿及び拝殿(2棟)(1628年建造)
片岡橋(明治初年建造「谷重雄」)
拝殿(細殿)(1628年建造)
舞殿(橋殿)(1863年建造)
土屋(到着殿)(1628年建造)
楽屋(1628年建造)
外幣殿(1628年建造)
北神饌所(庁屋)(奈良神社拝殿付属(1628年建造)

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