安仁神社
あにじんじゃ
岡山県岡山市東区西大寺一宮895
備前国の旧一宮として建つ安仁神社。
西暦939年、天慶の乱と言われる藤原純友と朝廷との戦いで、安仁神社が藤原側に付いたために一宮の位を剥奪され、朝廷側に付いていた備中一宮の吉備津神社から分祀された吉備津彦神社へ移ったという。
現在は、田に囲まれた静かな集落の小高い山の中腹に建っているが、もともとは山頂にあったという。
1344年の火災後、江戸時代に入り、備前藩の池田氏によって現在地に再建された。
入母屋造の拝殿の背後には、中門と玉垣に囲まれた切妻造の本殿。
棟には鰹木が並び、千木が付けられている。
桁行3間梁間2間の中規模の社殿で、彩色は見られず目立った彫刻も見られない。
両脇には境内社が並び、背後には伊勢神宮の遥拝所が置かれている。
所在地 | 岡山県岡山市東区西大寺一宮895 |
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ホームページ | なし |
祭神 | 五瀬命 |
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本殿 | 桁行3間梁間2間 流造 銅板葺 |