久保田家の天満宮
くぼたけのてんまんぐう
上高井郡高山村大字高井5161
高山村にある「一茶ゆかりの里」の駐車場のすぐ横に建っている天満宮。
小林一茶は47歳に初めて高山村を訪れ、何人もの門人がいたという。
その門人のひとり久保田春耕は、小林一茶が高山村に滞在していた際に離れ家を提供しており、その建物は今でも「一茶ゆかりの里」に移築されて残っている。
久保田春耕は、当時、あたり一帯の土地を所有しており、その土地の中に天満宮が建っていた。
本殿は全体的に彩色が施された華やかなもの。
母屋の丸柱は黒く塗られているが、向拝には角柱が使われ素木となっている。
向拝を除いた母屋のサイズは縦横約1メートルほどで、さほど大きな規模ではない。
正面と左右に縁を廻しており、脇障子が付けられている。
母屋の蟇股には菅原道真の紋が彫られており、向拝の梁には下がり藤。
どちらも金色に塗られており、梁は全体を白く塗っている。
黒い垂木に、赤く塗られた野地板との色彩がとても綺麗で、参拝の際にはぜひ軒下から見上げたい。
虹梁の彫刻には跳ねる鹿が彫られているのが特徴的。
右側の脇障子には、彩色された松と鶴の彫刻。
左側には竹と牡丹が彫られている。
どちらも赤い色が印象的に残っており、鮮やかな社殿の雰囲気に合ったものとなっている。
所在地 | 上高井郡高山村大字高井5161 |
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ホームページ | ナシ |
祭神 | 菅原道真 |
本殿 | 寛政12年(1800)棟札 |
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大工 | 亀原和太四郎嘉重 |
建築様式 | 一間社 流造 銅板葺 |
取材協力 | 一茶ゆかりの里「一茶館」 |
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ホームページ | http://kobayashi-issa.jp |