湯福神社
ゆぶくじんじゃ
長野市箱清水
風鎮祭の神として、奈良から龍田大神、諏訪の大神、この地域の神の三社を祀り、善光寺周辺だけでなく、善光寺平一体の氏神として崇敬を集めていた。
『湯福』の社名は、「息吹の神」の名称が「イフクの神→ユブクの神」と変わり、「井福大名人とも称されたという。
川中島の戦いの折には、「井福大明神」の名称がついた鰐口が持ち去られ、現在には佐渡島に現存している。
風と水の守護神として仰がれており、五穀豊穣、生業繁栄、豊かな生活の素を司る神で、江戸時代には武井神社・妻科神社とともに、善光寺三所鎮守として重視されたという。
例大祭には善光寺からの参拝も受けており、拝殿の左手前には、善光寺の開祖である本田善光卿の寵とされる磐境が祭られている。
社殿は1847年の善光寺地震で倒壊し、現在のものはその後の1862年に建て替えられたものとなっている。
所在地 | 長野市箱清水3-1-2 |
---|---|
祭神 | 健御名方命・荒魂神 |
ホームページ | なし |
本殿 | 文久2年(1862) |
---|---|
建築様式 | 桁行3間 梁間2間 流造 銅板葺 |
拝殿 | 文久2年(1862) |
---|---|
建築様式 | 入母屋造 銅板葺 |