山家神社
やまがじんじゃ
上田市真田町長真田
群馬県と長野県の県境に位置する四阿山の頂上に奥宮が鎮座し、里宮は上田市真田に建っている。
西暦717年頃に奥宮が四阿山に祀られ、里宮はその後、源頼朝が真田に奉遷したという。別説には天安時代に暴風で社殿が流され現在の場所に遷ったとも言われ、上田市を見下ろす集落の中に建ち、地域の産土神として祀られている。
神社を囲む社叢は市指定の天然記念物にも指定されている。
拝殿の棟には、真田銭、五三の桐、永楽銭が付けられている。
拝殿の背後には、本殿が建ち、棟持柱を持った神明造となっている。
千木と鰹木を載せた一般的な神明造で、脇障子と縁が備えられている。
境内社の子安社は小規模な一間社で、屋根は現在厚板の上に鉄板を張っただけの簡単な構造になっている。
おそらく当初も垂木を用いない板軒だったと推定される。
身舎の組物は大斗肘木で中備を省略し、向拝では出三斗と本蟇股を用いている。
所在地 | 上田市真田町長真田 |
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ホームページ | なし |
祭神 | 大国主命・伊邪奈美命・菊理姫命・日本武尊 |
本殿 | 神明造 |
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境内子安社 | 享保15年(1730)棟札 |
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大工 | 牧野平六 |
建築様式 | 一間社 流造 鉄板葺 |