科野大宮社
しなのおおみやしゃ
上田市常田2-21-31
上田市の中心に近い常田地区に建てられている信濃国総社。
崇神天皇の時代に、科野の国造として任命されていた建五百連命が創立したとされている。
上田は信濃国分寺が置かれ、また国府庁が置かれた場所でもあり、その祭祀を修める神社とされ、信濃国総社だった事から総社大宮と呼ばれた時期もあったという。
戦国時代には大宮諏訪明神と呼ばれ、真田氏が上田城を築いた後は、城の鎮守として祀られたという。
神社を囲む何本もの欅の社叢は、上田市の天然記念物になっており、一番大きな木の幹囲は6.5mを越える。
入口の石造の鳥居をくぐると拝殿が目の前に建っており、さほど広くは無い社地に、子安社や稲荷社などの境内社が建っている。
本殿は全体を赤く塗った流造。
屋根には鰹木と千木を付け、2間×3間の建築様式となっている。
脇障子などには特に目立った彫刻は見られないが、棟木の妻側には諏訪大社の神紋の梶の葉がつけられている。
所在地 | 上田市常田2-21-31 |
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ホームページ | なし |
祭神 | 大己貴命・事代主命・建南方富命 |
本殿 | 万延元年(1860) |
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建築様式 | 桁行3間梁間2間 流造 銅板葺 |