荒神宮
こうじんぐう
上田市諏訪形467
千曲川河岸に建つ
上田市指定文化財
荒神宮は、上田市市街地と千曲川をはさんで反対側。
千曲川の河岸近くに建っている。
向かうには、上田市街から別所温泉方面や青木村方面へ向かう主要な道路から千曲川沿いの堤防へ入るのが手っ取り早い方法だ。
直線で見通しの良いところだけれど堤防の上の道路はとても狭いため、車での訪問の際にはスピード注意の安全運転で。
また、地図などには参上神社の名前もあり、どの部分が参上神社で、どの部分が荒神宮なのかよく分からない。
寛保2年に、すぐ脇を流れている千曲川が洪水になって流れてしまい、文化8年には焼失しているそうだ。
水に流されたり、火に焼かれたりしているが、木曽義仲の家臣の今井蔵人の末裔が造営した由緒のある神社だという。
上田市の指定文化財にもなっている本殿は、覆屋の中に建つ比較的小さな三間社の流造。
側壁にとても細かな彫刻があり、その緻密さが目を惹くが、これは幕末の彫刻が多く使われすぎた時代の特色だそうだ。
脇障子、側壁ともに、その彫刻はとても立体的で『史記』や『三国志』を題材としているらしい。
所在地 | 上田市諏訪形467 |
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ホームページ | なし |
祭神 | 建御名方命・興津比古命・興津比売命 |
本殿 | 市指定文化財 文久3年(1863)棟札 |
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大工 | 竹内八十吉宣吉 |
建築様式 | 三間社 流造 柿葺 軒唐破風付 |