両羽神社

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両羽神社

もろはじんじゃ

東御市下之城337

両羽神社

旧北御牧村に建つ両羽神社。
平安時代に、朝廷への貢馬を育てた御牧の惣社として崇敬を集めていた宮社として知られている。
段丘の斜面に建っており、地域の街道から50メートルほど狭い道路を上る。
入り口には石造の鳥居が立っており、小さな河を渡って社地に入る。

両羽神社

両羽神社

社地の正面には3つの社殿が建っており、向かって右側に拝殿、中央に疱瘡神社、左側が六合神社となっている。
社地の右側には、石造龕と呼ばれる石造の祠が建てられている。
屋根・宮殿・竿石・台石の順で作られ、入母屋屋根のこの祠は、法隆寺の玉虫厨子に似た形の珍しい祠として、県宝に指定されている。
この祠の他には、渤海人船代之像、貞保親王像、太刀が文化財として保管されている。

両羽神社

両羽神社

両羽神社

拝殿の背後は2メートルほど高くなっており、拝殿から回廊が通じ、覆屋に繋がっている。
本殿は一間社流造。
組物は出三斗で中備は本蟇股とし、全体に江戸時代の平均的手法でまとめられた社殿とされている。

所在地東御市下之城337
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祭神天照大神・天児屋根命・天太玉命
本殿1705年(宝永2)文書
建築様式一間社 流造 柿葺
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