諏訪神社

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諏訪神社

すわじんじゃ

南佐久郡佐久穂町上畑大門

諏訪神社

佐久穂町の八千穂を見下ろす権現山の中腹に建つ神社。
集落の中に建つ鳥居には「産土神」の扁額が掲げられており、山の中へと続く参道の横には、護国神社が建っている。
護国神社の横には木造の両部鳥居が建ち、草木の茂った参道が続き、諏訪神社へと続く。
岩壁に接するように建つ社殿の中には、3棟の春日造の本殿が収められている。

諏訪神社

諏訪神社

諏訪神社

本殿は細かな部分の様式や彩色には若干の違いがあるが、いずれも同じ規模で、隅木入春日造で柿葺となっている。
横並びの3棟のうち、中央の社殿は、向拝を上粽付面取柱を著しく反った虹梁で繋いでおり、木鼻には象彫刻、組物は三斗で通肘木を丸桁から作り出し、海老虹梁で母屋と繋いでいる。
母屋には上粽付丸柱で、頭貫木鼻は絵様木鼻、組物は実肘木付出組で、木鼻と組物の間に松・竹の彫刻を付けている。
軸部は朱漆塗で扉は黒漆、彫刻は極彩色を施している。

諏訪神社

左右の社殿は母屋組物は三斗で、中備に彫刻入本蟇を用いている。
3棟ともに著しく反った虹梁や、脇障子上の彫刻に地方色を示しているという。

3棟の本殿を覆う社殿の横には、岩壁に張り付くように、いくつもの境内社が建てられている。

所在地南佐久郡佐久穂町上畑大門
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祭神阿弥陀如来・薬師如来・千手観音
中宮元文4年(1739)棟札
大工小泉吉左衛門
建築様式一間社 隅木入春日造 柿葺
南宮 元文4年(1739)棟札
大工小泉吉左衛門
建築様式一間社 隅木入春日造 柿葺
新宮元文4年(1739)棟札
大工小泉吉左衛門
建築様式一間社 隅木入春日造 柿葺

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