伊夜彦神社

神社建築サイトおみやさんcom

伊夜彦神社

いやひこじんじゃ

塩尻市宗賀1003

伊夜彦神社

塩尻市、平出遺跡の近くに建つ旧村社。
密集した集落の中に伊夜彦神社は建っている。
入口に建っている石造の明神鳥居は、左右の柱に支柱を付けた形式のもの。
広々と開けた社地には、正面に拝殿、右手に社務所が置かれている。

伊夜彦神社

伊夜彦神社

伊夜彦神社

拝殿の背後に建つ本殿は、立川流の一間社流造。 向拝の木鼻に設けられた唐獅子や、母屋とのつなぎの部分に設けられている龍、虹梁の上の彫刻には、松に鷹。
手挟は牡丹の籠彫りなど、多くの彫刻が見られる。
扉の横の壁には、滝上りの鯉が彫られ、脇障子に牡丹と唐獅子、竹林に虎があるところなど、立川流の特徴が表れていると言う。

伊夜彦神社

伊夜彦神社本殿と同じ年代に建てられた立川流の本殿として、伊那市の諏訪神社が挙げられるが、龍の彫刻の形式など細部に仕上がりの違いが見られ、立川流でも直接かかわった工匠が違うところが見られるそうだ。

所在地塩尻市宗賀1003
ホームページナシ
祭神天香護山命
本殿文化14年(1817)棟札
大工立川和四郎富昌
建築様式一間社 流造 銅板葺
ページトップへ
長野県の神社建築専門サイトおみやさんcom
copyright (c) 2006-24 omiyasan.com all right reserved