千国諏訪神社

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千国諏訪神社

ちくにすわじんじゃ

北安曇郡小谷村千国乙3435番地

千国諏訪神社

糸魚川から安曇野へと続く塩の道、千国。
松本と糸魚川を結ぶ大糸線と並行するように続く塩の道は、江戸時代以前は海産物や農作物が運ばれる大切な街道だった。
千国には松本藩の番所が置かれ、信越地方の要所の宿場として栄えた。

千国諏訪神社

街道を見下ろすように傾斜の上に建つ千国諏訪神社は、「ささらすり」という秋の例祭でも知られている。
孫繁栄を願って行われる祭りで、そのユニークな姿から長野県内外から見物客が集まるが、普段は静かな山間の神社。
入口の鳥居を潜ると広々とした社地が続き、鳥居に背を向けるように建つ神楽殿。
土俵を挟んで向かい合うように拝殿と本殿を納める覆屋が建っている。

千国諏訪神社

本殿は1800年に建築された大隅流の一間社流造。
3年間もの年月をかけて建てられた建築で、壮麗な彫刻が見られるという。

千国諏訪神社

神楽殿は、大きな寄棟の建築。
秋の例祭では、獅子舞に使われる建築で、普段は雨戸が閉められている。
特に目立った装飾は無いが、広々とした社地に存在感を示している。

所在地北安曇郡小谷村千国乙3435番地
ホームページなし
祭神建御名方命・八坂刀売命・索盞男命・伊弉冉命
本殿寛政12年(1800)
大工浅川豊八
建築様式一間社 流造 柿葺
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