松本市里山辺にある神社で、周りは田畑が広がる。
社叢が茂り、広い社地に社殿が建てられている。
入口にある鳥居は両部鳥居。
鳥居を潜った正面には神楽殿が建てられている。
1549年にこの地を治めていた小笠原長時の時代に創建について調査が行われたものの詳細は分からず、当時は天王宮と呼ばれ祀られていたという。
拝殿の後ろに建つ本殿は三間社流造。
大型の茅葺き屋根が印象的な建築で、棟札から1744年の建築とされている。
丸柱が用いられ、軒は二手先繁垂木となっており、向拝部分は面取角柱が用いられている。
松本城下の東町にある山家小路の大工、多右衛門が棟梁として手掛けた社殿となっている。
- 所在地
- 松本市里山辺3684-1
- ホームページ
- ナシ
- 祭神
- 素戔鳴命・稲田姫命・大己貴命
- 本殿
- 延享元年(1745)
- 大工
- 多右衛門
- 建築様式
- 三間社 流造 萱葺