野々宮神社
ののみやじんじゃ
松本市梓川倭字宮村182
松本市内には数社の野々宮神社が見られるが、旧梓川村ではこの1社のみとなっている。
「野々宮」と書かれた大きな額縁を掲げた大きな両部鳥居が入り口に建つ。
広く長細い社地には、正面に切妻の神楽殿。
その先に同じく切妻の拝殿が建てられている。
拝殿は反りのついた母屋の屋根に対して、庇は若干起りがついており、濃い色の付けられたカブのような彫刻が取り付けられているのが印象的。
拝殿から廊下で繋がれた本殿は、三間社の流造。
向拝頭貫の上に松の彫刻が取り付けられ、曲がりの深い海老虹梁と、竹を彫った手挟みが印象的なものとなっている。
外部から見ることはできないが、内陣の下に武者隠しが設けられているとても珍しい建築だそうだ。
所在地 | 松本市梓川倭字宮村182 |
---|---|
ホームページ | ナシ |
祭神 | 倭姫命・誉田別命・伊弉册命 |
本殿 | 文化6年(1809) |
---|---|
大工 | 狩戸大炊 |
建築様式 | 三間社 流造 銅板葺 |