小俣諏訪社
こまたすわしゃ
松本市笹賀小俣1822
この地区一帯の鎮守として創建されたという小俣諏訪社。
平安時代にはこの場所に建っていたと考えられている。
西側には北アルプス、東側には美ヶ原の山々が見える平地に建っており、すぐ近くには松本空港がある。
田畑と集落に囲まれた中に、こんもりとした社叢があり、赤く塗られた鳥居から真っ直ぐに参道が続いている。
瓦葺きの拝殿は、平入りの入母屋造り。
その背後には瑞垣に囲まれた、左右を囲われた本殿が建っている。
本殿は柴宮長左衛門による大隅流の建築。
一間社流造の建築様式で、現在は銅板が葺かれているが、もともとは柿葺だったという。
たくさんの彫刻が施されており、脇障子の七賢人、その上部に設けられた上の昇り竜と下り竜の彫刻がとても迫力がある。
社殿正面の縁の下の羽目にまで彫刻が見られるという。
所在地 | 松本市笹賀小俣1822 |
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ホームページ | なし |
本殿 | 市重要文化財 天明6年(1786) |
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大工 | 柴宮長左衛門 |
建築様式 | 一間社 流造 銅板葺 |