千鹿頭神社
ちかとうじんじゃ
松本市里山辺5203
駅から車で15分ほど。
松本市の里山辺地区の千鹿頭山の山頂に千鹿頭神社は建っている。
山といっても徒歩5分ほどで上りきれる小高いもので、春には桜が綺麗に咲いている。
本殿は、千鹿頭社と千鹿頭神社の二つ。
もともと一つの本殿を祀っていたのだが、神社の建つ千鹿頭山は、松本藩の領地として納められていたところ、1618年に諏訪の高島藩の領地として分割されることになり、この千鹿頭山がその境目として定められたそうだ。
その際に、山頂に建っていた千鹿頭神社はその社地までも分割されることになり、現在では、林地区で祀る千鹿頭社と神田地区で祀る千鹿頭神社の二つの社殿が建っている。
ともに一間社流造の銅板葺で、千鹿頭社本殿は松本で活躍していた中根弥七が棟梁として建てられた。
中根弥七は、牛伏寺の仁王門を建てた大工としても知られており、その蟇股の輪郭が非常によく似ているため、松本の大工の建築様式を示していると言われている。
千鹿頭神社本殿は17世紀から18世紀にかけて建てられ、諏訪の大工の様式が見られるそうだ。
所在地 | 松本市里山辺5203 |
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ホームページ | なし |
祭神 | 千鹿頭神 |
千鹿頭社 | 市指定重要文化財 元文5年(1740) |
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大工 | 中根弥七 |
建築様式 | 一間社 流造 銅板葺 |
千鹿頭神社 | 市指定重要文化財 正徳5年(1715) |
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建築様式 | 一間社 流造 銅板葺 |