八幡社
はちまんしゃ
東筑摩郡生坂村昭津大久保
生坂村と池田町の境に位置する八幡社。
天文年間に仁科家の家臣、曽根原左右衛門が勧請したと伝えられている。
昭津大久保地区の深い山の中程に建ち、南面は急な斜面になっているため、北アルプスをはじめ安曇野の山々が一望できるが、道幅も狭く道路の斜度も急なため、特に冬場の参拝には注意が必要なところ。
神社の入り口には鳥居は見られず、正面に入母屋の神楽殿が建てられている。
生坂村付近の神社にはよく見られる社殿配置で、神楽殿の奥には拝殿が一段高いところに設けられている。
拝殿の左右には荒れ掛かった境内社として、拝殿の向かって右手側から御嶽、荒神、牛頭天皇、左手側には三嶽、天神、山神、金比羅、疱瘡社が置かれている。
本殿は拝殿から斜面を上がったところ覆屋の内部に建てられている。
一間社流造で、江戸時代初期に建てられたもの。
二重繁垂木で鬼面が各所に取り付けられている。
所在地 | 東筑摩郡生坂村昭津大久保 |
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祭神 | 誉田別命 |
ホームページ | ナシ |
本殿 | 村指定文化財 江戸時代初期 |
建築様式 | 一間社 流造 柿葺 |