旧林泉寺稲荷社

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旧林泉寺稲荷社

きゅうりんせんじいなりしゃ

南安曇郡池田町池田4125

旧林泉寺稲荷社

林泉寺はその昔、池田町吾妻町を中信に大きな規模を誇っていたという。
現在でも林泉大門通と呼ばれた小路が残っている。
林泉寺は室町時代中期の1536年に建てられ、稲荷社は本道北側に位置していたと考えられている。
覆屋には稲荷社のほかに不動尊が納められた厨子が一緒に置かれている。

旧林泉寺稲荷社

稲荷社は一間社流造の小規模な社殿で、彫刻などはほとんど使われてなく、模様が描かれた装飾が施されている。 蟇又は4個取り付けられた江戸時代初期に見られる形式。
他にも同等の時代形式の特徴が見られる社殿となっている。
扉桟の要所を菊の打ち出し模様で飾っていたり、八双金具で締めたりしている点は、金具を多用している建築の特徴とみられる。
擬宝珠はキレイな形をしており、粗い柿葺きの屋根に箱棟を乗せ、鬼板を両端に取り付けている。

所在地南安曇郡池田町池田4125
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祭神 荼吉尼天
本殿町指定文化財
江戸時代初期 推定
建築様式一間社 流造 柿葺
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