大宮神明社
おおみやしんめいしゃ
北安曇郡白馬村大字神城三日市場
山の斜面に面した集落の片隅に、神明社への鳥居が建っている。
深くたくさんの杉に囲まれ、急傾斜の砂利道を上ったところに社殿がある。
天照大神が祀られているため、神明鳥居が建てられ、貫に注連縄が巻かれている。
本殿は、覆屋の中に納められた、桁行一間、梁間一間の母屋に梁間一間の庇をつけた神明造。
屋根は直線形の切妻造で平入りとなっている。
この地方では、金原氏による神社建築が多く見られるが、神明社でも同じように金原氏によって建てられている。
覆屋の内部には、神明社と並び、相殿として諏訪社、八幡社が建てられている。
諏訪社は神明社本殿と同じく、金原氏の建築とされ、桃山時代初期の建築である。
一間社流造で、神明社本殿よりわずかに小さい。
神明社本殿と各部の構造は同じであるが、屋根の形式に違いがあり、神明社の神明造に対して、諏訪社は流造となっている。
所在地 | 北安曇郡白馬村大字神城三日市場 |
---|---|
ホームページ | なし |
祭神 | 天照大神 |
---|---|
本殿 | 国指定重要文化財 天正16年(1588)棟札 |
大工 | 金原周防守 |
建築様式 | 一間社 神明造 厚板葺 一棟 |
祭神 | 建御名方神 |
---|---|
相殿 | 国指定重要文化財 天正16年(1588)棟札 |
大工 | 金原周防守 |
建築様式 | 一間社 神明造 厚板葺 一棟 |
祭神 | 誉田別尊 |
---|