霧降宮切久保諏訪神社
きりふりのみやきりくぼすわじんじゃ
北安曇郡白馬村北城切久保大林12327
冬になると多くの人がスキー客が訪れる白馬岩岳スキー場の傍に建つ切久保地区の諏訪神社。
この地域の産土神として祀られており、鎌倉時代の創始と考えられている。
千国庄と呼ばれていた小谷村周辺の荘園の鎮護の神として諏訪大社から勧請されたと考えられている。
両部鳥居が入り口に建ち、参道の途中の橋を渡って社地が広がっている。
神社のすぐ横から、社地を横断するように川が流れ、社殿は石段が続く斜面に建っている。
切妻造の拝殿、横には竈神社と祖霊社、本殿は覆屋の内部に建っている。
本殿の建築は金原周防定兼の一門だった横田喜平次。
金原氏は白馬村の隣に位置する大町の宮大工で、長野県内でも中信地方を中心に活躍している。
外側から本殿の様子を見ることはできないが、横田氏による社殿は繊細で優雅なものとされ、白馬村の文化財にも指定されている。
所在地 | 北安曇郡白馬村北城切久保大林12327 |
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ホームページ | http://www.janis.or.jp/users/miyataso/j.index.html |
祭神 | 建御名方命、八坂刀売命、手力雄命、八縣宿祢命、天照皇大神 |
本殿 | 村指定文化財 明暦4年(1658) |
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大工 | 横田喜平次 |
建築様式 | 三間社 流造 柿葺 |