吉野神社
よしのじんじゃ
安曇野市豊科吉野
吉野神社は、安曇野市の南豊科、千国街道沿いに建っている。
二つの高校が近くにあり、駅も近く賑やかな中に広い社叢に囲まれてある。
穂高神社の造替の際に、古社を移築したものであるといわれており、1769年に当時の吉野村へ9両で渡されたことが『穂高神社御遷宮日記』に記されているという。
入口の明神鳥居から社叢の茂った参道の先には、平入の拝殿、その前には千度石が置かれている。
拝殿の背後に建つ本殿は、江戸時代中期の一間社流造。
向拝正面の欄間が亀甲花菱の文様彩色になっているという点は、他の神社では見られない特色。
向拝柱も16.9センチ角で、やや太くなっている。
階段と浜床は当初の形式を保っているが、正面の垂木や左右縁の前面などは、後の時代に取り替えられた物になっている。
所在地 | 安曇野市豊科吉野 |
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ホームページ | ナシ |
本殿 | 江戸時代中期 |
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建築様式 | 一間社 流造 銅板葺 |