諏訪神社
すわじんじゃ
南安曇市豊科真々部
とても長い参道が続く安曇野市真々部の諏訪神社。
木製の両部鳥居が建てられており、広々とした社地が設けられている。
社地の正面、拝殿の前には入母屋妻入りの神楽殿が拝殿の前に設けられている。
安曇野付近では、拝殿の正面に神楽殿が設けられている場合でも、社地を挟んだ向かい側に設けられている場合が多く、この諏訪神社のような形式は珍しい。
拝殿は、大きく左右に広がったような妻入りの社殿で、本殿はその背後の瑞垣に囲まれて建っている。
本殿は一間社流造で正面蟇股に、松本城主の水野氏の紋、花おもだかの彫刻が取り付けられている。
左右の扉の紋は水野氏の次代城主、戸田氏の紋がついているので、水野氏の時代に造営された穂高神社の本殿を、戸田氏の時代に払い下げてもらったと考えられている。
移築の際には、脇障子は本殿の前柱の位置に下げる改造を行っており、他の箇所は同じ安曇野市内の吉野神社や本村神社本殿と同様の造りになっている。
所在地 | 安曇野市豊科真々部 |
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ホームページ | ナシ |
祭神 | 健御名方命 |
本殿 | 寛文9年(1669)推定 |
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建築様式 | 一間社 流造 |