住吉神社
すみよしじんじゃ
安曇野市三郷温字大原5932
大きな杉に囲まれ、まっすぐに続く参道と、両脇に建ち並ぶ燈籠が印象的な安曇野市の住吉神社。
入口には大きな両部鳥居が建ち、社殿までまっすぐに見通すことができる。
もともとは、現在奥宮となっている堀金村の岩原山にあったものを、坂上田村麻呂が移したのが始まりといわれている。
安曇野での坂上田村麻呂の活躍といえば、この地を治めていた八面大王を倒し、悪政から救ったとされる伝説が有名。
この神社内にも、坂上田村明神と名付けられた小さな祠と、銅像が建てられている。
国司や武将からも、祈願所として崇敬があり、戦国時代には武田信玄が社殿を改造したという。
長い参道を抜けて、社地が開けると、正面には神楽殿、大きな拝殿が建っている。
拝殿の背後に建つ本殿は、3間×2間の流造。
もともとは柿葺だったところに銅板が葺かれている。
装飾の少ない様式から、1786年の建築とされている。
向拝と母屋の組物を舟肘木としており、頭貫の上には菊の彫刻。
千木と鰹木を3本乗せている点は、大阪の住吉大社と同じ屋根飾りとなっている。
所在地 | 安曇野市三郷温字大原5932 |
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ホームページ | なし |
祭神 | 表筒男命・中筒男命・底筒男命・建御名方命・神功皇后 |
本殿 | 市指定文化財 天明6年(1786) |
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大工 | 松原平八 |
建築様式 | 桁行3間梁間2間 流造 銅板葺 |