賀茂神社

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賀茂神社

かもじんじゃ

安曇野市堀金三田3729-9

賀茂神社

旧堀金村の三田地区に建つ賀茂神社。
家々が並ぶ集落の山側に建っているため、急な勾配の参道が続く。
周囲は山から続く木々に囲まれて、社地だけが開けて陽が差し込む明るい場所となっている。

賀茂神社

入り口には石像の明神鳥居。
正面には建つ切妻の神楽殿には扉や壁がないため、奥に建つ拝殿まで見渡すことができる。
拝殿は安曇野付近でよく見られる切妻平入りではなく、入母屋屋根の正面に破風が設けられたもの。
狛犬が構えている石段を上がり、さらにその先の石段の上に建てられている。

賀茂神社

本殿は江戸時代中期に建てられた一間社の流造。
建築にあたった大工の浅川豊八は、大隅流の柴宮長左衛門から強い影響を受けたとされている。

賀茂神社

賀茂神社

素木造の社殿には特徴的な彫刻が施されており、特に妻飾りの瓜に鼠の彫刻や、正面の波に菊の葉の彫刻などが知られている。
また、立川流の技法も取り入れられていると言われており、浅川豊八が関わった建築の中では、安曇野地方の最古のものとされている。

所在地安曇野市堀金三田3729-9
ホームページなし
祭神別雷命・建角見命・玉依比売命・建御名方命
本殿市重要文化財
寛政4年(1792)
大工浅川豊八
建築様式一間社 流造 銅板葺
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