八幡神社
はちまんじんじゃ
安曇野市堀金三田1134-9
旧堀金村の小田多井地区に建つ八幡神社。
20年に一度、穂高神社の遷宮で本殿が払い下げになる。
1750年の遷宮の際に、穂高神社より小田多井村が金子4両で譲り受けたという。
田畑の広がる集落の中に建ち、背の高い社叢に囲まれた神社となっているが、入り口に鳥居が建っていないようだった。
安曇野ではよく見られるように、この神社でも拝殿の前には千度石が埋められている。
切妻の拝殿の背後には廊下で繋がれた本殿が建つ。
1750年の払い下げから60年ほど遡った時代の建築とされ、1689年の穂高造りと考えられている。
頭貫木鼻、蟇股や手挟み、垂木の反りなどに年代の特徴が見られ、向拝の柱に細いものが使用されている点などから推定されており、脇障子や垂木などは後の時代に補われたものだという。
現存している穂高造の中では最古の本殿とされている。
所在地 | 安曇野市堀金三田1134-9 |
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ホームページ | ナシ |
祭神 | 誉田別命・建御名方命・八坂刀売命 |
本殿 | 市指定文化財 元禄2年(1689)棟札写 |
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建築様式 | 一間社 流造 銅板葺 |