千木
ちぎ
本殿の棟上で交差するように備えられた2本の木。 現在では神社建築だけに見られるもので、仁科神明宮などの神明造の社殿に多く見られる。 中でも、祭神が男神の場合、外削ぎ(先端を垂直に削る)形となっており、女神の場合は内削ぎ(水平に削る)の形となっているものが見られる。 古代、屋根を作るときに木材2本を交差させて結びつけた名残なのではないかと見られている。
図面:長野県史 美術建築資料編全一巻(二)建築