長田神社
ながたじんじゃ
長野市若穂川田1047-2
長田神社の建つ長野市若穂川田地区は、伊勢神宮の御厨の地域となっていたという。
そのため、社殿も伊勢神宮の祭神を祭り、建築様式も神明造を用いている。
覆屋自体も棟持柱、千木などが設けられている。
屋根は草葺から鉄板葺に改造されているが、「むちかけ」や堅魚木が残されている。
間取は、間口三間、奥行二間で、正面中央に扉口を設けるほかは、周囲を立板張の板壁となっている。
縁が正面と両側面にあり、また妻側の縁の外に、棟持柱と桁の支柱が建つ点は、他の神明造と異なっており、この棟持柱と支柱は後補材と考えられている。