大伴神社
おおともじんじゃ
佐久市望月233
中山道望月宿にある大伴氏の祖神を祀る神社。
現在は佐久市に合併した旧望月町の中心地に位置し、周りは趣のある建物が並んでいる。
入り口の鳥居は木製の明神鳥居。
「御嶽宮大伴宮」と書かれた額縁を掲げ、その先には石段の参道が続いている。
拝殿は大きな屋根の切妻造り。
正面に太く立派な梁が見え、建物の背後には本殿を囲う覆屋が建てられている。
規模の大きな三間社の本殿は、全体が欅材の素木造で、彩色はない。
母屋の組物は拳鼻付出組として中備を省略しており、向拝は虹梁上に手先の左右に延びた禅宗様の出組を配するので禅宗様に似た形となっている。
垂木にかなりの反りがあり、海老虹梁や組物の形などとともに、室町時代の手法を残しているという。
祭神 | 天忍命日・天道根命・月読命 |
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所在地 | 佐久市望月233 |
ホームページ | ナシ |
本殿 | 延宝5年(1677)棟札 |
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建築様式 | 三間社 隅木入春日造 柿葺 |