松尾神社
まつおじんじゃ
長和町大門字宮ノ上1164
車山・霧ヶ峰方面へ続く大門峠。
佐久平から向かうと長久保宿を通る道がある。
長久保宿は、和田村と合併した長門町の長久保地区の宿場町。
旧中山道のこの宿場町に松尾神社は建っている。
山の傾斜に田んぼが広がり、五十鈴川が流れ、車の往来は多いが静かな場所。
立川流の3代目、富重が本殿を建立したことでも知られている。
社地へは五十鈴川の橋を渡り、欅の社叢に囲まれた中にある。
大きな欅は町指定の文化財にも指定されており、社殿に覆いかぶさるように、とても静かで涼やかな雰囲気がある。
地域の祭事にも使われそうな広い敷地と拝殿。
薄暗く社叢の中にはひっそりと社殿が続いている。
本殿は拝殿の背後に続く廊下から5mほど登ったところにある。
一間社流造のこの本殿は、諏訪の宮大工、立川和四郎富重が1860年に建立した。
欄間に彫られた龍が巻き起こしている波に亀が泳いで、鶴が舞う姿。
象が彫られた木鼻など、とてもきれいな彫刻が見られる。
所在地 | 長和町大門字宮ノ上1164 |
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ホームページ | なし |
祭神 | 大山咋神 |
本殿 | 町指定文化財 万延元年(1860)棟札 |
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大工 | 立川和四郎富重 |
建築様式 | 三間社 流造 鉄板葺 |